車輪の国、向日葵の少女の作品紹介・感想
■どんな作品■
罪を犯すと義務を負わされる「車輪の国」が舞台の作品。主人公は義務を負った罪人を構成する職業「特別高等人」になるため、最終試験としてとある田舎町を訪れることに。
そこで、「1日が12時間しかない」「大人になれない」「恋愛できない」などの義務を負った少女と出会い、義務を負った少女たちを監督し、更正させていくことに。
主人公は、無事3人の少女を構成させることができるのか。また「車輪の国」の真実とは一体なんなのか。そんな主人公と少女たちが織り成すヒューマンドラマアドベンチャーゲーム。
ネタバレになるといけないのであまり言えませんが、簡単に言うと義務を持った少女たちの力になって更正させて義務を解消させていく作品です。(もちろんそれだけではないです)
シナリオはほぼ一本道で、章構成になっており全5章から構成されています。そこまで重苦しい作品ではないですが、シリアスな要素もあり、他にも泣ける要素や笑える要素も高い作品です。
■こんなところが高評価■
この作品の見所といえば間違いなくシナリオでしょう。シナリオはあの「るーすぼーい」氏が担当しており、とても泣けるという声が多く、シナリオの評価がすこぶる高いです。
他には、主人公がカッコイイや、主人公の上司である「法月のとっつぁん」がとてもいい味を出しているなどの声が多く、そのあたりの評価も高いですね。
あとは2005年と結構古い作品ですが、CGも結構綺麗なのでそこまで古臭さなどはあまり感じないと思います。(当たり前ですが、さすがに最近の作品と比べると劣りますけどね)
■こんなところがダメ■
はっきり言って攻略がめんどくさいですね。ほぼ一本道のストーリーなのに、攻略できるヒロインは一人だけなので、Hシーンと数分のエンディングを回収するためひとりひとり最初から攻略しないといけないです。
セーブを利用して多少楽にはなるものの、それでも結構めんどくさいです。もちろんスキップはできますが、「次の選択肢へ」がないので、30分ぐらいのHシーンとエンディングを回収するのに、攻略サイト見ながらスキップとセーブ利用しても、2、3時間ぐらいかかりました。
他には、ヒロインの精神年齢が低くて若干イライラしました。特に2章と3章ですが、割とせっかちな私にはヒロインが子供っぽすぎてちょっと腹立ちましたね。まあシナリオ上あえて子供っぽくしていうのだとは思いますけど。
あとは、製品版はディスクレスで遊べないことですね。いちいち起動要求されるのはめんどくさいし、おかげで中古価格も2005年作品ながら5~7000円前後と全然下がらないです。
■Hシーンに関して■
Hシーンに関しては、全7枠。1回のHシーンはそこまで淡白ではないですが、Hシーンには余り期待しないほうがいいでしょう
■ファンディスクについて■
ファンディスクに「車輪の国、悠久の少年少女」があります。「法月のとっつぁん」の過去や、ヒロイン達との後日談、いきなり殺されてしまった「南雲えり」のストーリーなどが描かれています。
こちらもまあまあ評価が高いので、気になったらプレイしてみるといいと思います。
■管理人の一言■
まず一言。さすが「るーすぼーい」さんです。私は同じ「るーすぼーい」さんがシナリオ担当している「G線上の魔王」を先にプレイしたのですが、この人の作品て、全方向を警戒していると下から攻撃される感じというか、不意打ちというか、はっとさせられる感じが多く、そのあたりの物語の展開の仕方はほんとに素晴らしいと思います。
どっちが好きかと言われれば私は「G線上の魔王」ですが、両方素晴らしかったです。
「車輪」の方がどちらかといえば王道という感じなので、そういう意味ではこちらのほうが初心者向けなのかなあと思います。
泣けるようなシーンは結構多かったですが、それでも号泣するようなシーンは少なくとも私はなかったです。そう言う意味では「G線上の魔王」の方が泣けましたね。(ラストの方は号泣でした)
ということで、人気作品なのでもうプレイしてい方も多いでしょうけど、「車輪」と「G線上の魔王」まだプレイしてない方はぜひプレイしてみるのをおすすめします。
ただ二つとも同じライターさんなので作風は似ているので、片方つまんなかったらもう一つはやらなくていいかと。合う合わないはありますからね。
ちなみに、PSP、PS3、XBOX360全年齢版が移植されており、UMD-PGでも発売されています。
■ダウンロードできるところ■
※ダウンロードサイトでは、体験版のダウンロードや、サンプル画像やレビューなども見ることができます。(リンクは商品紹介ページにリンクしています)
■新品中古在庫・価格検索■
・車輪の国、向日葵の少女 | PCソフト | 通販ショップの駿河屋
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